2010年5月8日土曜日

地球交響曲第七番を観て

5月1日にオリジンズのOさんに誘われて、映画の試写会にうかがいました。それは、それは気持ちよく晴れた日で、絶好の試写(?)日和でした。場所は明治神宮。開場の数時間前から列ができるほど満員御礼ぶり。なんと高円宮妃の久子様もいらしており、その人気の高さがうかがわれました。
[caption id="attachment_710" align="aligncenter" width="300" caption="素晴らしく晴れた明治神宮"][/caption]

もったいぶりましたが、観た映画は龍村仁監督の『地球交響曲第七番~ガイアシンフォニー7~』です。第1章ではあの世界の歌姫・エンヤさんが取り上げられていたので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

それで、なぜボクが誘われたのかというと敬愛するアンドルー・ワイル博士が映画に取り上げられていたから。前々から「尊敬しています!」と公言していたので、Oさんが手配してくださったというわけです。

さて、龍村監督についてはボクがくどくどと説明するよりもこちらこちらを参照するとよいかと。着物好きとしては帯で有名なあの初代・龍村平蔵さんのお孫さんということにひっかかりました。あ、失礼ですね。もちろん監督としての龍村氏の評判も存じていましたよ。

[caption id="attachment_711" align="aligncenter" width="300" caption="舞台挨拶には女優の中嶋朋子さん、俳優の宍戸開さん、油井昌由樹さんらが出席"][/caption]

それで、最近は仕事で映画を観ることも多く、いろいろ観ております。ただ、メッセージ性の強い作品はどちらかというと苦手な範疇に属することに気づいた、ボク。実は大丈夫かなあ?と、やや不安があったのも事実。(ごめんなさいOさん、関係者の皆さん)

根が単純なもので、わかりやすい方が好きだ!と、今まで思い込んでいた節もあり……。でも、それは杞憂でした。

なんというか押し付けがましくないんですね。でも、淡々と綴っているだけでもない。深く、深く考えられた末の映像であり、ナレーションであり、音楽であると。なんと約2時間にまとめられた映像は、撮影した全体の2%に過ぎないのだとか。龍村監督の映画もまた、帯と同じでていねいに、丹念に織り上げられていくという印象をもちました。やはりDNAなのでしょうか?

今回、映画に取り上げられた人々はこちらの3人。

まず、ボクが尊敬してやまない統合医療の父、アンドルー・ワイル医学博士。ワイルさんについてはまたお話しますね。

そして1986年にツール・ド・フランスで優勝後、散弾銃の事故によって瀕死の重傷を負いながら復活。そして1989年に再度優勝を果たしたグレッグ・レモン氏

環境教育活動家として活動するとともに、アマゾンの1500kmカヌー下りや人力と犬ぞりによる北極海横断の偉業を日本人で初めて成し遂げた高野孝子女史

なんでもそうですが、どんなに人に勧められても自分の感性と合わなければどうしようもありません。いい、悪いの問題でなくてね。本でも、格言でも、レストランでも、そしてコスメでも。

ボクはこの映画をとても好きになりました。今後もシリーズを追いかけたいと思います。

それで、監督が保つ距離感を「いいね」って言える人とは友人になれそうな気がします。

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