とうとう、最後の『Gainer』がでてしまった。
今、最終の2016年8月号が手元にある。
調べてみると、
ボクが最初に関わったのは2007年6月号〜。
2006年くらいから『BRIO』で仕事をもらっていて、3Fに通っていた。
しばらくすると、若いターゲットの『Gainer』でも仕事がしたくて紹介をしていただいたんだった。そのときの新入社員の編集Oさんももういない。
BRIOはその後、判型を変更してリニューアルしたが休刊になってしまい
ボクはGainerメインででお世話になることに。
最初に声をかけてもらったのが、編集M氏。
トレーニングの企画で、
ジャケット脱いでも本当に大丈夫?
夏に間に合う集中スケジュールで[シャツ体型]を手に入れる
というものだった。
以来、間が空いたこともあるものの、連載をもらったりしてお付き合いは続いた。このまま細く長くこの関係は続いていくのだろうなあ、と思っていったら、まさかの休刊との情報が入ってきた。
人って、あんまり驚くと、反応ってできないもの。
しばらく「えー」と言ったまま、ボケッとしたまま。
フリーランスになって、とても勉強になったのがGainer。
すごく緻密に構成していくのに、企画は大胆なものが多かった。
時には「え、そんなのあるの?」というニッチなものを探させられたり(笑)、
ドンズバ過ぎて、選びきれないコスメをどうにかまとめたり。
時にはムチャぶりに試行錯誤の連続ながらも、どこかで楽しんでいた。
印象に残っている仕事は、カリフォルニアでの白ワインの取材。
奇しくも東日本大震災直後が取材の出発日。
成田への足がなくて、急遽ロケバスを頼んでもらって、カメラマンのY氏、モデルのK氏とともに向かったの今でも覚えている。
取材先のワイナリーで「日本は大丈夫なのか?」と尋ねられても情報がなくて、歯がゆい思いもした。
そんな状況ながらも、ページはいいものができたと自負している。
あれからワインはカリフォルニア贔屓。
他にも大雪でカメラマンが来られず、代官山のスパでずっと待ち続けたり、翌年も同じ連載の撮影で大雪に見舞われて、「絶対この中には、雨男(女)ならぬ雪男(女)がいる」などとスタッフで責任をなすりつけあい、その変なテンションで打ち上げで焼肉屋に行ったり。
今までやった仕事は、フォルダに分けて全部保存してあるのでそれをひとつひつと見返しながら、思い出を語ると朝までかかっても終わらないはず。
最後の号にぜひとお声がけいただき、久しぶりの執筆。特集「男の幸せはここにある」の中で、日常を彩るコスメなどを紹介した。たっぷり原稿を書くスペースがあったので、存分に思いの丈を綴ることもできたと思う。
Gainerの編集部並びにスタッフの皆様、長い間お疲れ様でした。
そして、またどこかで皆で集うことを夢見て。
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